いつもお世話になっております。
この度の大震災に対して沢山の方々より
あたたかい連絡を頂戴いたし、心より感謝申し上げます。
地震当日は市役所商工労政課の「県外企業視察団」の一行として
16名ほどで福島県いわき市の企業を見学し帰路についたばかりでした。
地震の1時間前まで、今回津波で甚大な被害のあった
小名浜の商業施設で食事やお土産を物色していました。
高速道路上でドコモの「緊急地震警報」の数秒後、
大きな横揺れの地震に遭遇しましたが、
マイクロバスのドライバーの好判断で一時停止して難を逃れました。
横を追い越して行った数台の乗用車は壁にぶつかっていました。
ひび割れたり、段差になっている高速道路を誘導されるまま国見ICで下りましたが、
大渋滞の国道4号線・・・名取、仙台に近づくほど、まったく動かなくなりました。
燃料節約のためにヒーターを切った車内・・・
マイクロバスのTVとラジオ情報に驚きながら
名取、仙台の惨状に声も無く、夜中の3時に無事帰る事が出来ました。
幸い弊社は内陸部だったこともあり、
大きな被害もなく通常通り稼動しております。
もちろん大きく動いた工作機械のレベル復帰問題で
数台の使用禁止せざる得ない精密機械や三次元測定器はありますが、
従業員も全員出社して生産体制には問題ありません。
ガソリン以外のライフラインの回復も早く、
被害を免れた企業として、沿岸部に支援する立場と自覚しています。
早速、昨日弊社の4tトラックで
花巻市に集まった支援物資を釜石まで運んでまいりました。
数日前から花巻市に対して協力を申し出ていたのですが
行政間の打合せに時間が掛ったようです。
このような小さな事しか思いつきませんが
今後も支援を続けたいと思っています。
関東地方の皆様方には計画停電で不自由をお掛けしておるのに
こちらは今週から本格的に稼動しており、内心複雑ですが、
これも早期復興の一つと信じて節電をしながら頑張りたいと思います。
今後とも宜しくお願い致します。
(株)共立精工
代表取締役 鹿討 康弘