2016年8月13日土曜日

【当て逃げ?】

先日8/10、お盆の買い物で賑わう地元のスーパーで
嫁さんが車をぶつけられました。
相手は”もみじマーク”の「元気なお年寄り(じいさん)」。

駐車場の空きスペースに停めるために
いったん停車していた嫁さんの車をめがけて
後ろをまったく見ずに勢いよくバックしてきた軽自動車。
嫌な予感がしてクラクションを鳴らしたしたそうですが
効果なしで、停車中の車に「グイグイ!」と押し付けながらバック!

驚いた嫁さんはクラクションを鳴らし続けたそうです。
やっと気づいた爺さんは降りてきて開口一番、

「なんで、おめぇ!こごにいる!!(どうして君はここにいるんだい!?)」

「なんだ、傷ついでいねぇな!(あれ!傷はついていないようですね。)」

でば、おらぁ、いぐがらな!(じゃあ、僕は行きます。)」

と言って、車に乗って行こうとしたので
慌てた嫁さんは、その無法者(じじい・お年寄り)を止めて警察を呼んだそうです。

そして私に電話。
すぐに会社から駆けつけました。

その間、そのじじい(お年寄り)は
自分の車と嫁さんの傷を「たけくらべ」のように背丈を測り
「この傷は前からだな」とか「おれは急いでいる」とか
勝手なことを言っていたそうです。


10分後、照り付ける真夏の駐車場で
警察官に事情を聴かれている嫁さんと
憮然としたじじい(お年寄り)を見つけました。

真っ黒なランクルから降りた私を見て
一番びっくりした顔をしたのは婦警さん・・・。

坊主頭にひげ、お気に入りの真っ黒なレイバンをかけた私は
どうみても浜田省吾のような堅気には見えず、
どちらかというと「大門軍団」。

紳士的に口出しせずにニコニコと様子を見て、
最後に警察官に
「もし、逃げていたら、どうなるんですか?」と私。

「かならず、探します。」

「当て逃げってことですよね?」

「はい」

「よかったね、おじいさん(じじい)。逃げなくて。
逃げていたら犯罪者になっていたよ。」

「当て逃げ!?   ぜんぶ(ずいぶん)厳しいもんだな!!」

といってまったく反省の跡なし。

「厳しいんじゃなく、常識なの」

「・・・・・・・・」

返事もせずに帰ってしましました。

決してボケているわけではなく、
ただの自分勝手なお年寄りでしたが
孫が乗っていなくて本当によかった・・・。