2011年7月13日水曜日
【節電!! デマンド監視システム】
3ヶ月以上前から頼んでいた「デマンドWeb監視装置」がやっと設置されました。
数年前からあったシステムで
「そう言えば、以前勧められたような気がするなぁ。」程度の装置でした。
私もまったく無関心でしたが、今回の電力不足で節電意識が高まり
需要に生産が追いつかないらしいです。
なぜ、こんな装置を用意したかと言うと・・・。
法人(業務用)の場合、電気料金は「基本料金」と
使用電力量からなる「従量制料金」の合計からなります。
つまり内訳は・・・
・基本料金=契約電力×単価
・電力量料金(従量制料金)=使用量×単価(1kwh)
・力率割引(100%)=基本料金×最大15%(力率100%-85%)
その他に
・燃料費調整額
・太陽光発電促進付加金(この加算についても知らない人が多い)
そして問題なのは契約電力です。
契約電力とは、契約上使用できる最大電力[KW]のことを言います。
つまり、一度に使用することができる電力を、
電力会社と前もって取り決めて使用する電力を契約することです。
契約電力は、1年間を通じての最大需要電力を基準として決定します。
刻々と変わる需要電力を記録型計量器で
30分単位の平均電力(デマンド値)として計量しています。
この平均電力のうち、1か月の最大の値をその月の最大需要電力としています。
簡単に言えば、仮に現在の契約電力量が308kwだとして
7月13日、本日の14時のデマンド値が357kwを記録すると
来月から契約電力が357kwとして計算されます。
基本料金に換算すると、いきなり61740円も高くなってしまいます。
それも来年の6月分までの1年間です。
「何でそんなシステムなのか?」
と言う疑問には下記の東北電力HPが回答してくれています。
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■1年間で最も大きい最大需要電力を契約電力とするのはどうして?
それぞれのお客さまに電気をお送りするための設備は、
お客さまが年間で最も多くご使用になる量に合わせて準備しなければなりません。
これらの供給設備にかかわる固定的費用に対応したコストを基本料金として
お客さまから公平に負担していただく必要があります。
そのため、電気の契約では、どのお客さまに対しても
1年間の最大需要電力を基準として決定させていただくことが公平と考え、
年間を通じて発生する費用を基本料金として
毎月負担していただくという考え方で設定しております。
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と言う事です。
と言うわけで冒頭の「デマンド監視装置」の出番となります。
今回、夏の電力需給対策として、「契約電力の変更(減少)申込み」をしました。
節電のために契約期間途中の特例措置としての対策です。
要するに
「節電して最大電力量を低減するように頑張るから、契約電力を下げてね!」って申込みです。
目標値を設定して、その数値に近づくと
警報とパトライトとメールで知らせてくれる優れ物です。
警報が鳴ったら、数箇所のエアコンを止めるのであります。
早速、警報が鳴っていました(笑)。
さあ・・・皆で協力して節電に努めましょう。