2016年7月26日火曜日

【3週間続ければ一生が変わる(あなたを変える101の英知)】ロビン・シャーマ

 

10年前の2006年に第一刷が発行された本書の原題は
小さく遠慮がちに書かれている『Who will cry when you die?』。
直訳すれば「あなたが死んだとき、誰が泣いてくれますか?」となるのでしょうか?

まったく関連性がない邦題です。
日本の啓発書としてのタイトルと考えれば「よくありがち」なタイトルですが
内容は多くの「引用句」を使ってわかりやすく「善き人生」を送るための
習慣を書き出しており、「原題」のままです。

書き出しの文章から心に残ります。
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~成長期のころ、父から聞いた言葉はけっして忘れられないでしょう。
「息子よ、おまえが生まれて、まわりの人たちが喜んでくれているあいだ、
おまえはずっと泣きっぱなしだったのだ。おまえが喜んで天国に行くとき、
まわりの人たちが泣いてくれるような人生を送りなさい」

~中略~
ノーベル文学書を受賞したジョージ・バーナード・ショーは、臨終のときに
こう聞かれました。
「もういちど人生を送れるとしたら、あなたは何をしますか?」
彼はじっくりと考えて、深いため息とともに答えました。
「なれたかもしれないけれど、ならなかった人物になりたい」

そういうことが起きてほしくないから、私はこの本を書いたのです。
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良書です。