2011年7月28日木曜日

【企業ボランティア】

一ヶ月ほど前から準備を進めていた「企業ボランティア」が始まりました。

弊社の「経営企画室」に、いつものように「社長の思いつき」(笑)
で指示してからT室長が沿岸のボランティアセンターなどと連絡を取りながら
「ボランティア保険」「ボランティアの心構え」などマニュアルを構築して
やっと20日から実現の運びとなりました。

「経営企画室」など無かった昨年までなら、
今回の「企業ボランティア」や先日の東京ビックサイトでの展示会出展も
「やりたい」止まりでじっと実現しなかった企画です。


内陸にいながら「何か役に立ちたい」と思っている潜在的ボランティアは多いと思います。
私もその一人です。

確かに震災直後には4tトラックで支援物資を届ける事はしましたが、
単発で終わってしまい、継続的な支援には程遠い内容でした。

全国から支援に来て頂いている沢山のボランティアの方々や
自衛隊、各都道府県の警察・機動隊車両が
朝早く車列を成して沿岸に向かっていく姿を何度も見ました。


日曜日の夕方、盛岡の駅前バスターミナルに大型バスが着くと
リュック、長靴姿でスコップを持ったボランティアの男女が
疲れた顔で降りてくるのを、偶然見た事もありました。

心の中で感謝しながらも「現地の私達はこのままで良いのか」と
何となく自責の念にとらわれていました。

そんな時、ある雑誌で大企業の多くが「企業ボランティア」を実行している事を知り、
「これなら、弊社にも出来るかもしれない」と思ったのでした。


社内で募集したところ、30名の社員が手を挙げてくれました。

正直言えば「一人も手を挙げなかったら、どうしよう」と心配していましたが
嬉しい誤算となりました。



(釜石の中心部、商店街のビルの中の泥、瓦礫処理・・・)



(他団体とチームを組んでの作業・・・)




4名ずつ26日まで、20名が頑張って奉仕作業をしてくれました。
社用車「LPG改造プリウス」で毎日、朝早く出発、日帰り・・・。

私も22日に行く予定でしたが、
愛知からの工場見学を希望する企業があり
残念ながら、来月の「2期ボランティア」に持ち超しです。

それにしても、参加者の感想文には「また参加したい」との希望が多く、
何かしら普段の生活では得られない物を感じてきてくれたようです。

企画して大正解でした。



ビルのオーナーから「何もないけど・・・」と頂いた銘酒”浜千鳥”・・・このような気遣いに涙が出ます。

2011年7月15日金曜日

【観光地の食事処として・・・どうなんだろう?】

カイゼンの I 顧問と
昼食に、いつもの「○福ど×う庵」に行ったら
駐車場がメチャ混み・・・・
入口も店内も人で溢れていた。

昼時でさえ、いつも閑散(失礼)として
知る人ぞ知る「隠れた名店」だったのに

「いったい何があったんだ!!」

盆暮れとクリスマスが一度にやってきたような賑わい!!

突然のブレイクに
茫然として店を後にした。

仕方ないので「H澤賢治記念館」近くの蕎麦屋「T」へ。

多少混んでいるが、座れないほどではない。

テーブル席が塞がっていたので、二人掛けのせま~い小上がりに座った。

フロアスタッフは二人。
メガネの20代の女性と50~60代の上品な奥様。

しばらく振りで行ったのだが、顔見知りのフロア係はいなかった。
辞めたのかもしれないなぁ・・。

それにしても、注文を取りにこない。

水さえ出ない。

二人とも蕎麦を運んでいるが
走り回っているほどじゃない。

すぐそばを通り過ぎたのに気づかない。
気づかないふりをしているのかと疑いたくなるほど
二人とも、傍らをスルー・・・。

こうなりゃ、こっちにも意地がある。
絶対に「すみませ~ん」なんて声を掛けんぞ!!

(ちなみに、既にこの時点で二度ほど声を掛けて無視された)

しかし、普通なら気が付くだろう~この距離・・。

脇を通って、座敷に蕎麦を運ぶ回数4度。
近くのテーブルに注文を聞きに行くこと2回。
テーブル客に水を催促されていく事1度。
テーブル客に蕎麦を運ぶ事3度・・・・。

気が付かない・・・。

それも、さっきから熱視線を送り続けているのに。




きっとフロアの二人とも

「私じゃなくても、誰かがやってくれるだろう」(と言っても二人しかいないのだが)

って感覚で仕事してるんだろうな・・・。

トイレで、滴をこぼしても、そのままにする心境と似ている。

じゃなかったら、恐ろしく「視界が狭い」方達をフロア係に採用しているか、
二人とも超イジワルで気が付かない振りをして
客から声を掛けられるのを待っているか、
悪意を持って無視している(笑)、としか考えられない。

こうなりゃ意地と意地とのぶつかり合いである。

観光地(M澤賢治記念館、童話村、博物館)の食事処としては
かなり問題があるような気がするのだが。

まあ、この店に限らず、
昔からの老舗店ほど、この傾向が強かったりする。

サービス精神というか、感謝の気持ちと言うか、
顧客満足(CS)には程遠い対応の従業員や店主が多い。

それも温泉の大ホテルでも・・・・不機嫌な人達が働いている。



結局、連れの顧問の事を考えて、こちらが折れた。

「スミマセ~ン」。

負けた・・・。

完敗です。

「10分前から、ここにいるんですけど・・・」

悔しいから、イヤミも忘れず、

「気が付かなかった!?」

「はい」

うそだろ・・・。

2011年7月13日水曜日

【節電!! デマンド監視システム】



3ヶ月以上前から頼んでいた「デマンドWeb監視装置」がやっと設置されました。

数年前からあったシステムで
「そう言えば、以前勧められたような気がするなぁ。」程度の装置でした。

私もまったく無関心でしたが、今回の電力不足で節電意識が高まり
需要に生産が追いつかないらしいです。

なぜ、こんな装置を用意したかと言うと・・・。

法人(業務用)の場合、電気料金は「基本料金」と
使用電力量からなる「従量制料金」の合計からなります。

つまり内訳は・・・
・基本料金=契約電力×単価
・電力量料金(従量制料金)=使用量×単価(1kwh)
・力率割引(100%)=基本料金×最大15%(力率100%-85%)

その他に
・燃料費調整額
・太陽光発電促進付加金(この加算についても知らない人が多い)


そして問題なのは契約電力です。

契約電力とは、契約上使用できる最大電力[KW]のことを言います。
つまり、一度に使用することができる電力を、
電力会社と前もって取り決めて使用する電力を契約することです。

契約電力は、1年間を通じての最大需要電力を基準として決定します。
刻々と変わる需要電力を記録型計量器で
30分単位の平均電力(デマンド値)として計量しています。
この平均電力のうち、1か月の最大の値をその月の最大需要電力としています。

簡単に言えば、仮に現在の契約電力量が308kwだとして
7月13日、本日の14時のデマンド値が357kwを記録すると
来月から契約電力が357kwとして計算されます。

基本料金に換算すると、いきなり61740円も高くなってしまいます。
それも来年の6月分までの1年間です。

「何でそんなシステムなのか?」

と言う疑問には下記の東北電力HPが回答してくれています。

*************************************

■1年間で最も大きい最大需要電力を契約電力とするのはどうして?

それぞれのお客さまに電気をお送りするための設備は、
お客さまが年間で最も多くご使用になる量に合わせて準備しなければなりません。
これらの供給設備にかかわる固定的費用に対応したコストを基本料金として
お客さまから公平に負担していただく必要があります。
そのため、電気の契約では、どのお客さまに対しても
1年間の最大需要電力を基準として決定させていただくことが公平と考え、
年間を通じて発生する費用を基本料金として
毎月負担していただくという考え方で設定しております。

*********************************

と言う事です。

と言うわけで冒頭の「デマンド監視装置」の出番となります。

今回、夏の電力需給対策として、「契約電力の変更(減少)申込み」をしました。
節電のために契約期間途中の特例措置としての対策です。

要するに

「節電して最大電力量を低減するように頑張るから、契約電力を下げてね!」って申込みです。

目標値を設定して、その数値に近づくと
警報とパトライトとメールで知らせてくれる優れ物です。

警報が鳴ったら、数箇所のエアコンを止めるのであります。

早速、警報が鳴っていました(笑)。

さあ・・・皆で協力して節電に努めましょう。

2011年7月7日木曜日

【秘密兵器】

「機械要素技術展」から帰った翌日・・・6月25日(土)は、
震災前2月26日以来のバンド練習でした。

実に4ヶ月ぶりでありました。

まったく手も触れていなかったサックスやギター・・・。
音が出るか不安でしたが、リハビリを重ねれば何とかなりそうです。

考えてみれば、中々集まれない「不定期練習」のために
毎回毎回「リハビリ」ばかりしている気がします・・・。


その翌日は工業団地のゴルフコンペ「理事長杯」でした。

数日前に、新橋の常宿そばのゴルフ専門店を覗いて
衝動買いした「中古」のユーティリティー#4、#5・・・。



荷物が多いにも関わらず宅配で送らずに
大事に抱えて持ってきたクラブです。

今回の「秘密兵器」・・・。

1度も振ってもいないので・・・持ち主にとっても
その効果は「未知数」・・・言うなれば「秘未知兵器」です。



その結果は・・・


努力もせずに道具で何とかなるほど世の中甘くないです。


前の週に練習ラウンドを歩いた効果もなく
出出しのホール、セカンドショットでOB・・・。

終わってみれば、いつものスコア、いつもの位置(20人中14位)・・・。


とっても長いハードウィークでありました。





(優勝者、S和設備佐々木社長に商品を手渡すK理事長。)

2011年7月1日金曜日

【機械要素技術展2011】



6月22~24日まで、東京の国際展示場(東京ビックサイト)で
「機械要素技術展2011」が開催されました。

弊社も「岩手県ブース」13社の1社として参加させて頂きました。








今回は東日本大震災後と言う事もあり、当初は自粛も検討されたようですが、
「“ものづくり”から東北を元気に!!」と予定通りの日程・規模で開催されました。



初日は被災地のブースと言う事もあり、TVなどのマスコミ取材も多く、
私も「ニッポン放送」のインタビューを受けました。





今までも地元の小規模展示会は経験があったのですが
「日本最大の設計・加工・技術専門展示会」と言うだけあり
やはり「人の数は仕事の数」だなぁと、強く実感しました。

立ち寄って頂いた皆さんは、本当に真剣に耳を傾け、質問して頂きました。

私は3日間、いつもの新橋のビジネスに泊まり続け、
暴飲暴食のために、胃腸がとてもお疲れモード・・・
(とくに最終3日目は調子が悪かった・・・)

普段2000歩しか運動していない私が、
毎日10000歩以上の運動量、
例えるなら4日間ヘタクソなゴルフを続けたに等しいハードな経験をさせて頂きました。

準備段階から搬入・撤収まで完璧にやってくれた
東京事務所の清水所長や、花巻の経営企画室長のおかげで
大成功だったと思います。

お手伝い頂いたスタッフの方々や
いわて産業振興センターの皆様に感謝感謝であります。

次回は7月5日の都内某所「北東北 青森・秋田・岩手 3県合同商談会」、
7月13日の「葛飾区受発注情報商談会」、そして
9月の神戸で展示会、11月は名古屋・・・・今年は積極的に動こうと思ったのでした。