2014年1月27日月曜日

【過去が咲いている今、未来の蕾が咲いている今。】

昨年の7月22日(月)の朝礼から「マネジメントレター」を読み上げています。
週初めに1週間1回、今週で27通目となりました。
常駐できないM&Aで取得した(株)ハヤセ用に経営者の考え方や「思い」を伝えるツールとして
A4版1枚分の文章を書いています。
群馬の新里工場、昭島の本社で、代理の方に読み上げてもらっています。

”「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方”
”部下の心を1分で動かすマネジメントレターの秘密”の著書で知られる、
岩田松雄氏の完全なマネです。
幼いころから、「人まね、こまね、の”まねっこシシちゃん”」とあだ名をつけられた癖は
大人になっても治りません・・・・。
けっこうな労力と時間を占有し、いつも書き上がるのは日曜の夕方です。
まるで締め切りに追いかけられている「売れっ子作家」です。
・・・・・「やらなきゃ良かった・・・」「いつ、やめようか」と後悔しています。
他にやらなければいけないことがたくさんあるのに・・・・。
・・・・今朝の話題は、そのような内容でした。
 
 
 
 
 【過去が咲いている今、未来の蕾が咲いている今。】

世界で、国籍や宗教や貧困や経済環境に関係なく、どんな人にも平等に与えられている権利は「時間」と「死(寿命)」です。神様のような善人も極悪非道な悪人も、セレブもワーキングプアも芸能人も一般人も、薄毛男子(はげ)もデブも同じ124時間、1年間は365日と決まっています。そして現代医療を用いても必ず人は死を迎えます。永遠の生命はありません。これほど平等で公平で差別もないものは他にありません。誰かの時間や寿命と交換不可能であり、しかもいつか必ず訪れる確実なものです。またいつ襲ってくるか、知りえない「不確実」なものとも言えます。これは平等な事実なのです。

そして一瞬後の世界は予見不可能であり、言い換えれば「時間の中を生きるということは、未知性の中を生きる」ということです。

意識していようが、無視しようが「生まれた時から既に死へのカウントダウンが始まっている」のです。オギャーと生まれて、死へのカウントダウンが始まってから20年の人、私のように50年以上もひたすら「戻らない時間」を浪費してきた人、様々です。

私は“今この瞬間は過ぎ去って二度と戻らない”「取り返しのつかなさ」で常に焦りを感じていました。「あれもやらなければ」「これも大事だ」と焦りが不満となり、周囲に当たり散らしたこともあります。そんな自分に自信も持てず自己嫌悪になっていた時、ある方からとても素敵な言葉を教えて頂きました。          

「過去が咲いている今、未来の蕾が咲いている今。」・・・陶芸家・河井寛次郎の言葉です。

今までの積み重ねが「今」につながっています。だから今、目の前に咲き誇っている花は、これまで成長を続けた結果の姿です。 少し後れてほころび始めているたくさんの蕾は、将来咲き誇る花の今の姿です。
 「過去」、「今」、「未来」は連続しているもので、私達は今以外に存在出来ないのです。過去の努力が現在の姿をつくり、現在の努力はそのまま未来の姿を約束しています。今を咲き、未来に咲き続けようとするその一途な努力が、人生の質を決めるのでしょう。だから、今はできる限りのことをやらなければならないと思います。過去の自分のためにも、未来の自分のためにも、今を精一杯生きることが大切であると思います。そして、今も含めて、今までの積み重ねが未来につながっています。つまりこの美しい言葉は「今をどう生きているか」を私たちに問いかけてもいるのです。
未来は確かに未知であり、予見不可能ですが、今現在の行動や考え方が、未来の自分の姿に間違いなくつながっています。
 
「今のあなたが、今のあなたの運命にふさわしい」(釈迦)

「あなたの行動はあなたの未来の預言者」(キリスト)

大きな事から小さなことまで、今の結果は自分で決めてきたことであり、誰のせいでも、おかげでもありません。例えば、いつもこの時期になると決められたように風邪をひいて会社を休む人、まるで頼まれたように同じ失敗を繰り返す人・・・それは誰の責任でもない、自分の過去の行動の結果なのです。生き方も、すべて自己責任です。いま何を考え、どういう習慣を持ち、どういう行動をするかで未来は違ってきます。 誰にでも平等な時間を無駄にしていませんか? 今この瞬間も「死」へのカウントダウンは確実に進んでいます。一瞬一瞬を大切に生きていきましょう。
 
                            2014.1.27 #27
 
   
 
  
      注:少なからずネットからの引用もあることもあります。田舎者故、ご容赦ください。